胸部X線検査

胸部X線検査

● 検査の目的

胸部X線検査

この検査は、肺のある場所(肺野=X線写真で黒く写る)に異常な陰影がないか調べるのが主な目的です。また左右の肺の間は肺門部(縦隔)と呼ばれ心臓や気管支、食道があります。

この場所は、写真上で白く写りますので、写真の上で重なっている肺の部分は、細かく観察しづらい場所です。肺門部では主に心臓のアウトラインから、心臓の位置・向き・大きさなどを見ます。(心臓から出る大動脈も写ります)また肺野のアウトラインから気胸や胸水が分かります。肺を包む胸膜の状態や、呼吸をするための横隔膜の様子も分かります。

他に、背骨(脊椎)・肋骨も写っていますので、形のゆがみ(側弯)や骨折なども分かります。これらは、医師が画像から読み取り通常と異なるもの全てを「所見」として記載します。「所見」にはそのまま放置して問題ないものも、詳しい検査の必要なものも含まれます。

● 例としていくつかの所見を解説します。

硬化性陰影
胸部レントゲン検査で硬化性陰影というのは、一般的に結核の治療した後の痕のの一つの形で、心配なものではありません。

陳旧性助膜癒着、陳旧性陰影、石灰化像、胸膜肥厚
これらは、過去にかかった結核や、肺炎、胸膜炎(肋膜炎)などの「名残り」です。そのような既往のない(思い当たる節がない)人にもしばしば認められ、通常心配なものではありません。

※冒頭に記載の理由により、肺門部がんはX線写真で発見しにくいため、喀痰細胞診検査を併せて調べるとより良い検査となります。
特に痰に血が混じったり等疑わしい症状がある方や、喫煙指数が高く40歳以上の方には喀痰細胞診検査も受けられることをお勧めします。
喫煙指数が400を超えると要注意です!
 喫煙指数=(1日の本数×喫煙年数)

● 胸部X線検査で診られる病気

結核・肺炎・胸部大動脈瘤

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